性別適合手術
(男性から女性)
手術 / 施術名
性別適合手術
SRS / GRS
一般名
性転換手術
手術法
プーケット・インターナショナル美容センターの男性から女性への性別適合手術は、陰茎反転法のあとに陰嚢皮膚移植による膣形成を行う2段階方式で、手術は2回に分けて行われます。
最初の手術では、皮膚移植なしの膣腔形成、陰茎切除、睾丸切除、陰核形成(有感覚の陰核)、陰茎包皮と陰茎皮弁の一部を用いた小陰唇と陰核の覆いの形成、陰嚢皮弁と陰茎皮弁の残りを用いた大陰唇形成、そして新しい尿道口形成が行われます。膣口を狭めてしまいかねない、性的興奮時の充血勃起組織に起因する症状を避けるために、尿道周囲の余分な勃起組織を取り除く必要があります。
膣腔と膣口は尿道口と前立腺の下に形成されます。膣の深さはほとんどの患者さんが気になる点ですが、深さを決定する最も重要な要因は陰茎体の皮膚量です。当センターの手術法では陰嚢皮膚の全層植皮を行うことで膣をより深くしています。陰茎皮膚の折り込み部の末端に移植するため、陰嚢の毛を取り除く必要があります。この手法により少なくとも2インチ(約5センチ)は深くすることができます。血管や神経が集まっている陰茎亀頭の一部はクリトリスに転換されます。クリトリスは形状においてだけでなく感覚においても機能的なものになります。
最初の手術で除去された陰嚢皮膚は、摂氏4度(華氏39度)の温度で冷蔵庫に安全に保存されます。
2回目の手術は最初の手術から約7日後に行われ、膣腔の壁に陰嚢皮膚を移植します。
皮膚移植の選択肢
陰茎と陰嚢の皮膚を使って形成される膣の深さは平均4~5インチ(10 cm~12.5 cm)です。機能的な膣形成のためには陰茎皮膚と陰嚢皮膚が不十分だと執刀医が判断した場合、膣を深くするための、いくつかの方法が話し合われます。
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フル・シックネス・スキングラフト(全層植皮) |
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下腹部や腰周りまたは鼠径部などから、たるんだ余分な皮膚組織を切り取って陰茎・陰嚢の皮膚に追加移植する方法です。皮膚が取られた場所は直線的あるいは水平な傷跡になります。これが一番に勧められる選択肢です。 |
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| 2. |
スプリット・シックネス・スキングラフト(分層植皮) |
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陰茎・陰嚢皮膚に追加する皮膚を大腿部や臀部から薄く剥ぎ取って移植する方法です。皮膚が取られた場所は大きさ50~100 cm² ほどの激しい擦傷や火傷を負ったあとのような傷跡になります。最初のひどい傷跡が後にずい分と見栄え良くなるケースも少なくありません。しかし、傷跡がケロイド状になってしまう場合もあります。皮膚が取られた後はガーゼで覆われ、手術後約2週間で乾燥し剥がれます。この方法は、皮膚に非常に張りがあるため摘み取る余裕がなく、「1」のフル・シックネス・スキングラフト(全層植皮)が選択できない場合に考慮されます。 |
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| 3. |
セカンダリー・コロン・ヴァジノプラスティ(大腸移植による二次的膣形成術) |
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腸移植による膣形成手術(大腸の一部を切り取り、自発的潤滑機能のある膣を形成)は、最初のSRSから最低6か月経ってから再来院して受けることになります。腹部内部にまで入る切開は、帝王切開後の傷跡に似たものになります。しかしながら、これは侵襲的で複雑な手術です。まれとは言え、合併症として、感染症、接合部からの漏れ、瘻などが起こり得ます。これらの合併症の治療として再手術が必要となります。暫定的な結腸瘻造設術が避けられないケースもまれにあります。
この手術はリスクの大きい手術であるため、「1」または「2」の皮膚移植が選択できない場合にのみ、選択されることになります。
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入院期間
14泊前後
手術時間
最初の手術: 6~8 時間
二度目の陰嚢皮膚移植手術: 約2時間
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麻酔
最初の手術: 全身麻酔
二度目の陰嚢皮膚移植手術: 硬膜外ブロックまたは全身麻酔
条件
患者さんは18 歳以上であること。20歳以下の場合は親の許可が必要です。
患者さんは、専門の精神科臨床医により性同一性障害であると診断されていなくてはなりません。
患者さんは少なくとも12か月以上、自分の選んだ性で生活し仕事をしていなくてはなりません。また、手術の少なくとも6か月前から心理学あるいは精神医学の専門家によるカウンセリングとホルモン治療を受けている必要があります。
患者さんはまた、精神科医、精神医学ソーシャルワーカー(博士号)、あるいは臨床心理学者(博士号)からの手術承認が必要で、紹介状(推薦状)を提出しなくてはなりません。
手術前の注意事項
患者さんは術前3か月以内に健康診断を受ける必要があります。医師に重大な病気には罹っていないことを確認してもらい、また以下の検査を受けておかなくてはいけません。
CBC(全血球計算)、エイズ検査、血中電解質、空腹時血糖値、クレアチニン、アルカリホスファターゼ、SGOT、LDH、尿検査、胸部レントゲン、心電図
患者さんは手術の少なくとも14日前からホルモン治療を中断しなくてはなりません。
血栓症(血塊)のリスクを減らすため、ホルモンは使用してはいけません。錠剤の場合は手術の2週間前から、注射の場合は4週間前から中断してください。経口抗アンドロゲン剤は手術の3日前には中断する必要があります(注射の場合は4週間前から)。
アレルギー、全ての病歴・持病、使用しているあらゆる薬(処方薬、市販薬のどちらも)について執刀医に報告してください。術後の出血を予防するために、アスピリンやブルフェンを含む薬は手術前の2週間は避けること。喫煙は麻酔薬に対する反応に影響を与えたり治癒を遅らせたりする可能性があるので、手術の少なくとも2週間前から禁煙する必要があります。高血圧の患者さんは手術前にそのことを執刀医に報告しておかなくてはなりません。
術後の注意事項
退院してホテルに移る前に、看護師から膣のケアの説明があります。薬も追加で処方されるでしょう。抜糸は5~7日後に行われ、その後帰国することができます。
回復
形成された膣は6~8週間で機能するようになります。
手術結果
5~8週間後には膣性交が行えるでしょう。性的刺激を受けて膣に多少の潤滑があるかもしれませんが、ほとんどの患者さんはダイレーション時と同様に、あらかじめ膣口に潤滑ゼリーを塗る必要があるでしょう。
余分な海綿体が原因となって起こりやすい、性的興奮時の尿道口の軽い腫れは、プーケットに戻られる機会があれば、見た目を改善するための二次的形成手術で矯正できます。
性交時には膣口、小陰唇、クリトリスで同程度の感覚があり、クライマックスは男性時よりも長く持続するでしょう。術後の経過を悪化させるような激しい行為は絶対に避けなくてはいけません
費用
陰茎反転法(陰嚢皮膚移植)による膣形成手術と有感覚の陰核形成手術は32万バーツで、執刀医費、麻酔科医費、入院費、手術費、麻酔費、病院~ホテル~プーケット空港間の交通費(送迎サービス)、フォローアップ治療費が含まれます。
別の場所からの皮膚移植が必要な場合は5万バーツの追加となります
(注) HIVに感染している患者さんの場合、病院職員はリスクを抱えることになります。このため、通常の料金に30%の割増し料金がかかります。
プーケット滞在
入院は手術日前日の午前中となります。プーケット到着後入院までにホテル宿泊が必要な場合、PIAC の方で予約を取ることもできますので、予算や希望をお知らせください。
退院後は1 週間程ホテルでの静養が必要となります。退院後に滞在するホテルは一般的に、退院日がはっきりしてから患者さんの予算や希望に沿ってコーディネーターが予約します。12 月~2月にかけての観光ピークシーズンにはビーチにあるホテルは満室なことが多く、ご希望どおりのホテルが取れないこともありますのでご了承ください。
滞在費はビーチにある中級のホテルに滞在する場合、ホテル代+食事代で1日1万円程度でしょう(注:ハイシーズンとローシーズンではホテル代がかなり違い、11月から4月までのハイシーズンには1.5~2倍くらい高くなります)。プーケット・タウン内のホテルに滞在する場合、滞在費は1日5千円程度で済むでしょう。
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