手術前の注意事項
手術の前にアレルギー、全ての病歴・持病、使用しているあらゆる薬(処方薬、市販薬のどちらも)について執刀医に報告してください。術後の出血を予防するために、アスピリンやブルフェンを含む薬は手術前の2週間は避けること。喫煙は麻酔薬に対する反応に影響を与えたり治癒を遅らせたりする可能性があるので、手術の少なくとも2週間前から禁煙する必要があります。高血圧の患者さんは必ず手術前にそのことを執刀医に報告しておかなくてはなりません。
術前の診察では、自分が手術に期待するところをきちんと話し合い、担当医の意見にもよく耳を傾けましょう。診察に先立ち、乳房の写真を担当医に送るように言われるでしょう。写真により査定することができますし、また術後に参照することができます。
術後の注意事項
術後、乳房は弾性包帯やガーゼ、そして外科用ブラで覆われています。最初の1、2日は血液や体液を排液するため、それぞれの乳房に細いチューブが挿入されているかもしれません。
術後の腫れやあざの程度は患者さんの体質により個人差があります。冷湿布やアイスパック(氷嚢)を当てると腫れが抑えられ不快感も和らぐでしょう。
手術から数日で圧迫包帯が外されるでしょう。外科用ブラは腫れやあざが退くまで、または執刀医からの許可が出るまで、数週間はいつも着けておかなくてはなりません。外してもいいのは入浴時とブラを洗濯する時だけです。
抜糸は普通、最初の週に行われます。溶ける縫合糸が使われることもあります。乳房の皮膚がとても乾燥するようであれば、保湿剤を日に数回塗っても良いでしょう。ビタミンEクリームは保湿効果が非常に高く傷の治癒にも良いですが、縫合部は常に、特に入浴後は乾燥させておく必要があります。
最初の数か月間は皮膚が伸びて傷跡を広げる恐れがあるので、腕を頭上に伸ばすなど、傷を引っ張るような行動は避けなくてはなりません。日用品の買い出しや洗濯物を干す時には手助けが必要です!
執刀医は出来るだけ切開が小さくなるよう努力しますが、それでも傷跡は広い範囲に及び一生残ることを忘れてはなりません。傷は数か月間は赤味を帯びているかもしれません。それからゆっくり薄くなっていき、最終的にかすかな白い線となります。傷は大抵、襟ぐりの深い服を着ても見えない場所に付けられます。
回復には通常2週間ほど要します。ほとんどの患者さんが3週間以内には仕事に復帰しています。
リスクと合併症
どんな外科手術でもリスクは付き物です。最も一般的なリスクは腫れ、あざ、出血、感染症、液体貯留、瘢痕化、痺れ、そして乳首の感覚変化です。乳房リフトで最も多く見られるリスクは、乳首の神経と血管の損傷です。これは場合によっては乳首の感覚喪失につながることもあります。しかしながら、乳房縮小術では起こり得る将来の授乳の妨げについては、乳房リフトでは心配ありません。
傷はだんだんと薄れていきますが、乳首の感覚が戻るには長くて12か月ほどかかるかもしれません。
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